農業とアートと糸かけと

先日、父と畑作業へ。
第二の人生だ~!と65歳から農業をスタートした父。
現在11年目となり、
初めは小さい畑だったが今では大きな畑になった。
初めは何もわからない。
何をどうすればいいのかわからなかった父。
父の情熱は畑に費やされ、11年目にこんなに立派な畑になった。
耕運機は小さい。
大きなものを使えば、一瞬で終わるけど、欲をかかず自分ができる範囲でと言う。
体力づくりと思ってそれもコツコツやる。筋トレだ。
11年前、私も畑についていってたけど、
行ったりいかなかったりで、ここ最近ついていくようになった。
父はいう。
苦労したことは忘れない。
今は、簡単になんでも手に入る時代。
簡単に手に入ったものはすぐに忘れる。
「考えて苦労して経験しろ。」
習うより慣れろ。
見て覚えろ。
そして、父は「本を読め」と私に言う。
畑に行く道中、車中は寺子屋だ。
私は小さい頃勉強は好きではなかったし、得意でもなかった。
でも、父は私がどんなに成績が悪くても何にも言わなかった。
母も気にしない方だった。
商売が忙しくてそれどころじゃなかった。
父から唯一教わった事。
小学校に上がる時に、自分の名前の漢字の書き方。
それだけ記憶にある。
勉強は学校で習え。
それだけ言ってた。笑
父が教えてくれたことは、
自然の中で遊ぶ事。
両親の仕事を手伝って、背中を見て学ぶ事。
畑仕事を手伝いながら、畑も、いとかけも、仕事も、人生も全部つながっているなぁって思う。
自然から学ぶ事は多い。
そして、興味を持ったことはなんでも面白い。
学びたいと思った瞬間から、苦手な早起きが苦ではなくなる。
楽しいに変わる。
学びたい!に変わる。
見よう見まねで真似をする。
そして、初めはコツがわからなくて失敗をする。
あとから、それは「〇〇がだめやったけんたい」って言う。
(基本怒らない。)(ちょっと~、先にってよ・・・って思うけど、聞かずにやった私も悪い。笑)
畑のやり直しは、手間がかかるので、いとかけのやり直しとレベルが違う。
さて、だんだん、畝が上手に作れるようになってきた。
農業もアートだ。
帰り道、車から見える他の方の畑をみながら「綺麗だなぁ~」って思うのである。
理事長なおみん
現在、畑の見習い生。
時々農作業の事もでてくるので、気ままに読んでくださると嬉しいです^^
ではでは~。